最適な売却方法を選択するために
不動産の売却方法は、「仲介」と「買取」の2種類の方法があります。
仲介と買取の違いや、それぞれのメリット・デメリットについてご説明いたします。
不動産仲介業者に依頼して買主を探してもらい、物件を売却する方法です。
不動産仲介業者は、購入を検討している方への物件紹介や、不動産ポータルサイトや各種広告媒体を使い、広く購入希望者を探します。
そのため、相場に近い価格での売却が可能です。
■メリット・デメリット
メリット | ・買取よりも高価格で売却できる可能性がある ・売れるまで、継続して住むことができる |
---|---|
デメリット | ・短期間では売却が難しい ・仲介手数料がかかる |
■仲介の流れ
[1]売却相談・査定
売却スケジュールの設定や売却方法などを決めていきます。
スケジュールや売却方法によってお客様に合った媒介契約の種類や価格設定などが変わってきます。
現地調査後、売りたい土地・不動産の価値を査定いたします。
[2]媒介契約の締結
仲介に際し、お客様と不動産仲介業者で結ぶ契約を「媒介契約」と呼びます。「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類の中から、お客様がご希望の契約を締結します。内容を記載し、記名押印のうえ、お客様に媒介契約書をお渡しいたします。
【媒介契約の種類】
- 一般媒介
複数の仲介業者と契約可能。自分で買主を探すことも可能。 - 専任媒介
契約を結べる仲介業者は1社のみ。自分で買主を探すことも可能。 - 専属専任媒介
契約を結べる仲介業者は1社のみ。自分で買主を探すことは不可能。
[3]販売活動
不動産物件をお探しのお客様へのご紹介、新聞や情報誌による広告、不動産ポータルサイトやオープンハウスの開催、その他の媒体を利用して、不動産を早期に売却するための様々な販売活動を積極的に行います。
販売活動状況を適時適切にご報告いたします。
[4]不動産売買契約の締結
購入希望者と売却条件を調整し、売主・買主、双方の合意のもと、不動産売買契約の締結を行います。
[5]引渡・所有権の移転
買主様より売買代金を受け取り、登記申請後、引渡し完了。
不動産会社が直接不動産を買い取る方法です。
不動産会社が買主となるため、売主は買主を探す手間がなく、比較的短期間で売却できることが特徴です。
■メリット・デメリット
メリット | ・仲介と比べて売却期間が短い ・売却価格がすぐ決まる ・リフォームなどが不要 ・仲介手数料が不要 |
デメリット | ・相場よりも売却価格が低い ・不動産によっては買取ができない場合もある |
■買取の流れ
[1]売却相談・査定
売却時期の設定や売却方法などを決めていきます。その後、現地調査を行い、成約事例や市場の状況をふまえて、売却対象となる土地や不動産の価値を査定いたします。
[2]不動産売買契約の締結
売買契約書を作成し、不動産売買契約を締結します。
[3]引渡(現金化)
契約完了後、代金の支払い手続きを行います。